昔々、テクノでポップな自分の楽曲をラジオで海賊放送する屋台があったとかなかったとか。いくら取り締まろうとしても雲隠れしてしまい、見つけるのは困難だったとか。しかしその後、このラジオバンドがきっかけでテクノブームが巻き起こったとか。

『浮岳型テクノポップラジオバンド”ニューラジオ”』

2023年　謹賀新年

昔々、強靭なキャタピラーで荒野を走るこの屋台で、乗客4人を巻き込んだ怪しい物語が紡がれたとか紡がれなかったとか…
マダミス作家さんとのコラボゲームの舞台をアニメ化しました！ゲームを買われた方は是非、このアニメを観ながらプレイしてみて下さい、、、！

昔々、縦横無尽に空を飛び回るタクシーがあったとかなかったとか。ソファーに乗って空を飛び、占い師の運転手に悩みを相談できたとか。でも特に大したことは言っていなかったとかなんとか。

昔々、移動するおばけ屋敷があったとか。もとは病院だったが、院長が身体ではなく心を病んでしまい悪夢を見るようになったとか。最後は院長が自身の悪夢を食べるために獏になったとか。

昔々、空飛ぶだるま屋があったとかなかったとか。夥しい数のだるまの中には自分そっくりの一体が存在し、それを見つけると不思議なことが起こったとか起こらなかったとか。

昔々、空飛ぶ喫煙所があったとかなかったとか。愛煙家曰く好きなだけタバコを吸えるユートピアであったとか。地上では四足歩行で高低差をものともせず突き進んだとか。

昔々、空飛ぶ純喫茶があったとかなかったとか。そこでは、店主こだわりの水出しコーヒーが楽しめたとか。”コーヒーとは芸術である”の信念の元、自身のコーヒーを”アートコーヒー”と称していたとか。

昔々、二階建ての三輪駆動の酒場があったとか。一階のバーからサイフォン式で提供されるホットドリンクは格別で、二階ではそよ風を受けながらそれを嗜めたとか。

昔々、音楽家が奏でる拉麺屋があったとか。その店のおまかせの一曲と拉麺、ビールの組み合わせは絶品であったとか。店主の手さばきはそれはそれは見事であったとか。

昔々、象そっくりの醜い男が見世物にされている屋台があった。しかし、ある日を境に忽然と姿を消してしまった幻の屋台であった。噂では象男が彼を大切にしてくれる人をみつけ屋台が消えたとか消えなかったとか。

昔々、移動式の駄菓子屋があった。こじんまりとしてはいたが、豪華なつくりであった。好きな駄菓子が食べ放題で2階では遊具でも遊べた。噂では時折店頭の人形が動いていたとかいなかったとか。