The WaKi Times feat. 令和 ~vol.106~

2024年4月19日

The WaKi Times feat. 令和 ~vol.106~

①WAKITAの気まぐれ広告「それでも前を向く」

【企画概要】 説明しよう!広告代理店に務めるWAKITAが好きでたまらない広告を皆様にお届けッ!!

記事一言まとめ「理想の退勤は大ブーイングの中」

まずはこの記事の中にある広告コピーを御覧ください。 記事リンク

全サラリーマンに告ぐ、悲哀に満ちた短い物語(コピー)。 短文なのにやたらと心をグサリする。 ちっちゃくても辛いハバネロのような広告コピー。。。 社会人年齢を重ねていくごとに味わい深くなるホヤのようなストーリー。。。 、、、すみません。

そんな悲哀に満ちた瞬間って、気が付かないけど探してみるといくつもあるよなぁと思いつつ、最近個人的に感じてたサラリーマンの悲哀を紹介させてください。

この頃、WAKITAは習い事を始めたり、自分の中での仕事のリズムを作りたくてなるべく定時に近い時間で会社を後にしようとすることが多いです。 しかし、悲しいかなこの労働大国では定時帰宅することが悪目立ちしてしまうのです。

WAKITAが日が沈む前にバッグを持って家に帰ろうとしようものならば、 ”お、早いね〜流石!” ”やっぱWAKITAは仕事はやいな〜!” なんて嫌味を言われかねない。

とはいえそんなことを言われないにしても、皆が残るオフィスを背に帰宅するのは罪悪感を感じてしまう。 ”お疲れ様です、お先に失礼します!” そう言うと優しい同僚のみんなは ”お疲れ様〜!” とコール&レスポンスしてくれるのだが、はたして本当にそう思っているのだろうか。 心の中では ”あいつはよ帰りすぎやろ、どうせ暇なのになにすんねんボケカス” と思われている気がしてならないのだ。

ではどうすれば気持ちよく定時帰宅することができるのだろうか。 自意識過剰なのか、いや、でも過剰なくらいの自意識があったほうが人生はきっと楽しいものなのだ。 そんなことを考えていると、ふとプロレスの試合におけるヒール(悪役)の立ち回りが思い浮かんだのである。

説明しよう、プロレス界ではヒールの人気度合いはブーイングの大きさで決まるとも言われている。 つまり”ヒール(悪)”であるからにはお客さんにとって憎まれることがなによりの誉れなのである。 そしてそんなヒールが最もかっこいい瞬間の一つは、大荒れの試合後に大ブーイングの中、憎たらしい笑顔を浮かべながらゆったりとそのブーイングを一身に受けながら舞台裏に消えていくその姿なのだ。

”カァンッ!” 乾いたゴングの音が試合開始を知らせると、ヒール(悪)はベビー(善玉)をスポーツマンシップのかけらもない噛みつき、凶器攻撃などの反則行為で追い詰めていく。 無常にも流れる時間、追い詰められるベビー、ふてぶてしく憎たらしく暴れまわるヒール。 時間が経つに比例して観客はポップコーンとコーラを手にしながらヒールに対してのフラストレーションを溜めていくのである。 ”SHIT!!!” 抑えられなくなったそのフラストレーションは持っていたポップコーンをぶちまけさせ、コーラの缶を握りつぶしていく。 いつしかそのフラストレーションは会場中に伝染し、会場は一体となりヒールを罵倒するのである。

”ふざけんな!” ”ひっこめ!” ”田舎に帰って畑でも耕しておけ!” ”家に帰ったらタンスの角に指でもぶつけてよろめいた先にあったレゴブロックを踏み散らかして激痛に悶えよ!”

罵詈雑言が響き渡る中、散々ヘイトを溜めたヒールが勝利を収めたらもうたまらない。 その瞬間に観客のフラストレーションは爆発するのだ。 ”帰れ(KAE・RE☆)!帰れ(KAE・RE☆)!!帰れ(KAE・RE☆)!!!” カエルの合唱よろしく、フラストレーションシナプスにより結線された観客たちからはお下劣だがきれいに揃った”お帰りくださいチャント”が発せられるのである。 そんな中、光悦の表情を浮かべたヒールは満足げに頷くと罵声を一身に浴びながらゆったりとリングをあとにする。

うーん、マンダム。これだと思ったね。 これこそプロフェッショナル、そしてWAKITAの思い描く理想の退社なのである。 ”WAKITAは帰れ!WAKITAは帰れ!” そんな同僚たちのチャントを一身に受けてニヤリと不敵な笑みを浮かべながら定時に会社をでるその瞬間、理想の退社は完成するのである。

しかし冷静に考えてみよう、ポンコツサラリーマンの自分は既に社内でヒールとしての地位を確立できているのではないか。 ”お先に失礼します!” そういうと ”お疲れ様〜!” と返してくれる同僚たちは、既に心の中で中指立てながら”帰れチャント”を叫んでいるのではないか。 ”仕事できないくせにいっちょまえに残業すんなよ。” ”やっと帰ったわ、あいつおると仕事が進まんから困るんよなぁ。” なんだ、、、、WAKITAは既にヒールとしての理想の退社を確立させていたのである。

今日もまた、WAKITAは声なき”帰れチャント”を受け会社を後にするのだった。 夕焼けがやけに眩しい、そんな帰り道であった。

②WAKITAの気まぐれコンテンツ「路傍のフジイ」」

【企画概要】 説明しよう!覚えておくといつかきっと為になる!?さながら脇差しのような脇田おすすめコンテンツ!脇田が勝手にみて、さわって、よんで、きいて、かいだなかでもモーレツに感動した珠玉のコンテンツ情報を皆様にお届けッ!! 路傍のフジイ 記事一言まとめ「失恋ソングターゲット圏外」

SNSのバナー広告であたり、読み始めたらつるつるとその世界に惹きつけられてしまいました。 物語の主人公は地味で、無口で、人ともあまり話をしない会社員のフジイという人物。 しかしこのフジイ、侮ることなかれ。 自分の中での絶対的評価軸を持っていて、派手ではないし、なにか突出したものがあるわけでもないのだけれど自分なりの幸せや充実感を得ている。 自分で自分のご機嫌を取っているとでも言うのでしょうか。でもこれって簡単なようで難しい。 最初は地味でなんか味気ねえ主人公だなぁなんて読んでいくと、あら不思議☆ このフジイがどんどんかっこよくみえてくるのです。 そして同僚は徐々にフジイの魅力に気がつき始め、いつしか彼のまわりには人が集まってくるのです。

さあ、今日はそんなフジイとは真逆の人が離れていく経験マスターのWAKITAの与太話をさせてください。 そして最初に謝らせてください、長々と申し訳ございません。 でも、今日くらい吐き出させてれよな、この想い。

齢(よわい)30歳。この世に生を受けはや30年の月日が経ってしまった。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 、、、大人になった俺は超一流大企業に就職した。 今日も今日とてアラビア産超高級コーヒー片手に颯爽と出社し、エレベーターで偶然乗り合わせた同期の絶世の美女に挨拶代わりのウインクを飛ばす。 (言わずもがな、彼女は顔を真っ赤にしてうつむく。色男とは罪なものだ。) 会社では近年高値で取引されている超高級株をドバイにむかって元値の300万倍で売却し、またもや社内売り上げランキング超一位に上り詰めてしまった。 その瞬間オフィスにいた全員が僕に向かってスタンディングオベーション。 沸き立つオフィス、響き渡る拍手に口笛。俺はまるでオーケストラの指揮者になったかのように両手を広げその拍手を一身に受ける。 最後はカーテンコールよろしく、深々と頭を下げながら拍手を送るみんなにウインクを放つ。 (ここで数名の女性社員が失神してしまう) その後、会社の社長から感謝を込めて是非、、、と誘われたので一等地にある超高級焼き肉でランチ。 いい肉も食べすぎると少しくどくなってしまうのが玉に瑕だ。 終業時刻になると、愛する妻と娘が待つ超高級タワーマンションの屋上階へと帰宅する。 家のドアを開けると大型高級犬がワンワンと俺を出迎え、その向こうから愛しの妻がおかえりと駆け寄ってくるのが見える。 “あなた、愛しているわ” ”ハニー、俺もだよ” 妻とそんな甘い言葉を交わしながら、俺の一日は終わりを迎える。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 より細かいディティールは僅かに残ったプライドが描くことを許さなかったので描写しきれていないが、 これが私が中高生時代に想い描いた「俺の人生史第六章”超絶エリートサラリーマン列伝編”」のほぼ全貌である。

中高生の私よ。 君は社会人にはなることができる。 しかし、朝の人が並ぶコンビニレジでがま口財布をぶちまけ恥をかき迷惑をかけ。 会社では仕事はできない癖に、思いついたギャグのパワーポイントを作成してそれを部署の会議で発表して滑り倒し恥をかき。 挙げ句かかってきた内線に会社名ではなく”はい、ワキタです!”と元寇の鎌倉武士もびっくりの自己紹介を披露し恥をかく。 そして、あまりの情けなさに終業の頃には背中小さくしながらすえた匂いのする電車に揺られて家路につき、1日の恥の数を数えて眠るのだ。 嵐でもきてすべてを洗い流してくれないだろうか。

この様に人生というものは往々にしてうまくいかないのが世の常でございます。 前置きが長くなりましたが先日恋をしました。 そんでもって失恋をしました。 「俺の人生史第六章”超絶(以下略)”」では結婚して子供もいるはずなのに不思議なことです。

まぁこの歳にもなってあっさいダッサい青クッサイ話なんですが、とある女性に一目惚れをしたのです。 忘れもしません。彼女に会った瞬間、待ち合わせ場所だった中野駅改札周辺は光に包まれ、WAKITAの心は弓矢を携えた天使、いや、ミニガンを持ったシュワちゃんにぶち抜かれたのです。 ドガガガ!!! プレデターもびっくり、脅威の速射砲!!! そしてミニガンがオーバーヒートを起こし、銃口から煙が上がる頃にはWAKITAは完全に”生きる屍(ウォーキング・デッド)”と化していました。 恋はいつだって人を狂わすのです。 残りの時間、緊張のあまり会話のトピックが何も浮かばないWAKITAがサンモール中野でできることといえば、あぅあぅ呻きながらかろうじて彼女と並んで前に進むことだけでした。 ”あぅ、、、あぅ、、、。”会話もままならないまま、悲しき屍はひたすらサンモール中野を突き進んでいく。 少しでも隣で光輝く彼女をみようとしようものならば、あまりにも眩しさに網膜をデストロイされかねないのであった。 あら、私は太陽に近づき翼を失ったイカロスなのかしら?でもゾンビなら太陽に近づいても死ぬことはないわね。焼きゾンビにでもなって美味しくなっちゃおうかしら♡ そんなことを考えていたらいつの間にかデートは終わっていました。

そしてなんやかんやあり、結局は脈がなさそうな感じで夏のプールの匂いが強烈にしそうな小っ恥ずかしい30歳の中学生の様な淡い(あさい)恋は終わったのです。アーメン。

いやはや、恥ずかしながら失恋ってマジで苦しいんですね。 彼女が頭から離れなくなり、胸は痛み、息をするのも苦しい。 そう、気分は悲しき運命に翻弄される美男子ロミオ。 悲しい自分に酔いしれるのもたまにはいいじゃないか。 感傷に浸る中、ふと窓ガラスをみるとそこにいたのはおっかなびっくり酸欠のビワコオオナマズ。 おやおや、いつの間に滋賀に来たのかな?ひこにゃんはどこだい?名物丁稚羊羹はどこにあるんだい?なんてまたおべんちゃら言っちゃって。

まあロミオでもビワコオオナマズでも失恋は辛いものです。 失意の中Spotifyで検索したのは”失恋ソング”という甘酸っぱすぎる文字。 近頃は失恋ソングをまとめたプレイリストなんて作ってくれているんだからありがたい、どれ、お風呂に浸かりながら早速聴いてみようじゃないか。

”離れない君の横顔〜♪” ”君の横にいるのは僕じゃない〜♪” うんうん、普段聞くとアホくさいくらいチープに感じる歌詞がやたら胸に沁みる。これが恋か。 やるじゃん失恋ソング。

”アイラビュ〜♪” なんのひねりもないストレートな感じがgood! なんか目から水が垂れてきたな、、、結露かな?

”君と過ごした幾千の夜は忘れない〜♪” 、、、ん?俺は彼女と夜を過ごしたことはないが?

”あのキッスの味を忘れない〜♪” 、、、ん?キッスもまだしていないが?

”君の手のぬくもりが残ってる〜♪” 、、、ん?手も繋いでいないが?告白前に音信不通になったんだが?

マーケティングにおいてはターゲットの解像度を高くすることでよりターゲットにささる施策を実施することができるという。 しかし、解像度が高すぎるあまり、逆にターゲットではない層が離れていってしまうのもまた事実でありジレンマなのだ。 少なくとも、僕はターゲット圏内で失恋ソングを聴いていくうちにいつの間にかそのターゲット圏外に強制輸送されたのだ。

”ワンツ〜ワンツ〜♪” ”幸せは〜歩いてこない、だから歩いてゆくんだね〜♪”

結局のところ、その日に僕を救ってくれたのは水前寺清子の365歩のマーチだったのだ。 いつの時代も変わらない良さがある。

みなさん、恋してますか?

③WAKITAの毎日を全力で生きるコンテンツ「”WAKITAはWAKITAを極める、、、!”「イラスト&プロレス編」」

【企画概要】 説明しよう!生きるということは死ぬまで自分の機能を拡張させること、つまり人間を極め続けることなのだ! と謎に目覚めたWAKITAが人間を極め続ける記録であーる!

◯新作屋台できました!

『節足型喫茶店”金甲虫”』

深夜、現代社会に疲れ、目を擦る仕事帰りの人間の目の前に突如として現れる密林とロッカー。扉を開け、地下に降りると疲れを癒す香港式珈琲を出す喫茶店が煌々と営業していたとか。それは地面に潜り地表に擬態するモノノ怪のような屋台で、主に都市部によく出没したとか。

ゴッホの”夜のカフェテラス”のような美しくて不思議でちょっと不気味なカフェを描きたくて、闇夜で煌々と輝く屋台を描きました。夜仕事で疲れて帰る時、眠い目を擦理ながら歩いていると何故か目の前に広がる熱帯雨林。そしてその中に佇む古びたコインロッカー。隙間から光が漏れるそのロッカーの扉を開くと、地下へと続く梯子と階段が現れる。光に誘われるかのように地下へ降りていくとそこにはなんと、紅茶と珈琲を混ぜた”香港式珈琲”を提供するカフェが煌々と営業してるのであった、、、!果たしてこれは疲れがみせるまやかしか、はたまた心の隙間につけ込む妖怪の仕業なのか。気づけば席に腰を下ろし、強靭な四本脚で闇夜を駆け抜ける屋台の腹の中で一杯の珈琲で癒されるのであった。夢か現か分からぬが、その香港式珈琲の味の美味さだけは確かなのであった。

『節足型喫茶店”金甲虫”』

◯今年度はより試合経験を積んで、ドロップキックで勝利を掴み取ります。

今年度は昨年より若干ペースを落として月に2回ほどのペースで試合に参加しております。 必殺技のドロップキックにも磨きをかけて、勝利を掴み取りたいと思います! 動画リンク

明日は休日!あと少しがんばりましょう、、、!

宜しくお願い致します!