The WaKi Times feat. 令和 ~vol.62~
①プロレス記憶店「WAKITA、遂に復帰戦!」
8月12日(月祝)は復帰戦でした! ただ、今の状態で「プロレスやってます!」とは言えねえよ俺っていう、相当悔しい内容でした。 今までの練習での積み重ねとかが消えて、ゼロではないけど、ものすごく薄っぺらい自分が戦ってる感覚。 まるで始めて試合してるのか俺は?ってくらいドタバタ焦って力んでしまった。 とはいえ不安や情けなさを打ち消すには練習しかないので、もっと身体つくって練習します。 最近言い訳ばっか、このままじゃダメだ。
②「知らなきゃヤバい!タピオカの次に流行る最新グルメキーワード10」
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記事一言まとめ「毒 Invader」
インスタ映えという言葉が市民権を得てから、 こうしたカラフルで可愛らしい食べ物が人気を博している。
今時な女子高生からすると最高に嫌な奴に思われると思うのだが、 僕はこの現象を勝手に”毒 Invader”と呼んでいる。
このカラフルな食べ物が人気な傾向にどうしても違和感を覚えてしまからだ。 だって自然界ではカラフルな食べ=”毒”なのだ。 生き物もそうだが、カラフルであればあるほど強力な毒を持っていることが多い。 そんなアグレッシブな色を自然界で放つことができるのは大抵生態系のカーストの上にいる種、 もしくは強力な武器を持つかのどちらかと相場は決まっている。
綺麗な花には毒がある。という諺が生まれたこの国で皮肉なことに有毒(に見える)な食べ物が人気を得ているのは自分にとってなかなか目を引く光景なのだ。
別にこの傾向を嫌っているわけではない。 一度友達の女の子に横についてもらいながら、 原宿のタピオカ屋でミドリのタピオカドリンクを飲んでみた。 これが想像以上に楽しく、 調子こいてお店を背景に片手にタピオカを持った手を写真でパシャパシャとってしまったのだ。 今でもあんなにテンションが上がった理由がイマイチわからずにいる。
とにかく、この現象の根っこには今の人類は美味しさや美しさではなく、 毒を求めているのだと勝手に思っている。
デジタル領域が拡大し、インフルエンサーからの企業発信が増え、 フェイクかリアルかが情報の最重要項目となってしまったこの世界において、 毒は果てしなくリアルなのだ。
人間だって毒があったほうが人間らしいし、 動画だって多少オゲレツな方が視聴回数が高かったりする。 それこそ食べ物も、本当に求めているのは食べたら身体に異常が起こるような毒を、 今の生活者は求めているのではないだろうか。
毒 in Vader...!!!
③WAKITA的注目ニュース「ニュージーランドの建物の上に不気味な巨大フィギュアが出没。Twitterがざわつく」
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記事一言まとめ「指キタス」
改めて今日1日を振り返った時、自分の身体のどのパーツが一番頑張ってくれたのかなと考えてみた。 頭はそれなりに使ったが、そもそもの容量が30MBくらいしかないので大したことはない。 ではどこか。 自分にとっては圧倒的に指なのだ(目や足もあるか!)。 忙しなくキーボードを叩き、ご主人が休憩でスマホをいじっている時には画面をスクロースし、 メモを取る時にはペンを走らせる。 指が一番頑張ってくれているのではないだろうか。 なんだか健気で可愛い奴に思えてきたぞ、、、指、あいつもありがとうな!
でもなかなかかわいそうなことに、 自分の感覚値でいうと指のサービスがあまりない気がする。 指マッサージ、指マスク、指エステ。 そんなミクロなサービスがあってもいいんじゃないかしら。
それに指って職業やその人の性質がよく出る正直者な箇所だとも思う。 自画像ならぬ自指像なんて書いてみると自分の中で新しい発見がありそうだ。
ありがとう、指!
④わき旅ダイアリー「〜ジャマイカ編序章:ジャマイカのS極とWAKITAの極〜」
【企画概要】 説明しよう!バックパック背負って知らない土地に行く感覚がRPGっぽくて大好きなWAKITAが旅の記録を綴った備忘録であるッ! お盆の翌週、長期休暇をとりジャマイカへ行ってきた。
もともと長期連休を取れるとなった時に、 折角だからから面白いところへ行きたいという思いがありつつも、 ジャマイカへの憧れが強かったからだ。
ジャマイカへ行った!なんて人はあまり聞いたこともないし、 自分の脳内辞書ではレゲエ、カリブ海、黒人がいる以外ほぼ情報のないこの島国は、 その情報の少なさも相まって自分の目に魅力的に映った。
その中でも自分のジャマイカ行きを決定づけたのはレゲエの存在だった。
話が横道にそれるが、昨年、自分の敬愛する格闘家、山本KIDが逝去した。 41歳だった。
この出来事は自分にとって超がつくほどショッキングで、 社会人になって初めて一人で大泣きをしたほどであった。
なぜなら、多感で勘違いをして過ちを犯しやすい高校時代、 自分は山本KIDの動画や試合を観てその ・強さ ・ギラギラした目つき ・野性味溢れる身体 ・鈍い光を放つ懐サイズのナイフのような危ない喋り方 ・オーバーサイズのファッション その全てに魅了されて憧れた。
それゆえ高校時代は放課後ティータイムならぬ部活後ワークアウトをぶちかまし。 髪型をG.I.カットに整え山本KIDの入場曲を聴きながら登下校し。 ハンドボール部にも関わらずゴールのポストに向かってパンチを繰り出し、 痛めた拳をへへっ、、、と洸悦の表情で眺める。
今考えれば”やめてくれえええ!!!” と大声で叫びながらそこらじゅうを駆け回りたいくらい恥ずかしい青春の象徴こそが、 山本KIDだったのだ。 だから自分の中ではタレントのような遠い存在に思えなかった。
じゃあそんな山本KIDとジャマイカの何が関係あるのか。 それは山本KID自身レゲエ好きで、入場曲もレゲエだったのだ。 だからと言ってそこでジャマイカへ行こう!とはならない。
大きなきっかけは、彼が亡くなった後に青山で開かれた、ファン向けのお別れ会で流れていた曲だ。 会場での献花を終えて帰路につく途中、日本の葬式フォーマットで考えるとその場にあまり似つかわしくない、 爽やかで壮大で、ゆったりしたレゲエっぽい曲が流れていた。 世の中便利なもので、SHAZAMという流れている音楽をオンライン検索するアプリで即座にチェックしたところ下の曲がヒットした。
曲名:I CAN アーティスト名:Chronixx →https://www.youtube.com/watch?v=fUREgj4i684 (是非チェケラッ!!!してね!)
レゲエアーティストの曲だった。 ふむふむと思いつつ、あまりのもよかったのでその場で2〜3回サンプル音源を聞いた後ににiTunesで曲を購入し、 青山から自宅の下北沢まではずっとそのI CANをリピートしていた。
それが昨年の11月、今年の8月になった今でも最低でも一日に3回はこの曲を聴く。 先輩にバチボコに怒られた時、 プロレスの練習で情けないくらいに体力がついていかなかった時、 彼女のいない寂しさに耐えかね、寂しくなった心を埋めたくなった時。 このI CANは自分にとっての若干”エモ虚しい”瞬間に寄り添い続けてくれる優しい曲だったのだ。
横道どころか獣道に話がそれてしまうが、 そんな曲もさることながらこの曲のMVが実にいいのだ。 別にストーリーや特別な演出があるわけでもない。 ただジャマイカの日常、街や人の風景の映像ががつなぎ合わされている。
本当に何気無い日常なのだが、 日本ではみない鮮やかな色使いの家や、砂埃を被ったような映像の質感。 全体から伝わるゆったりした感覚が自分にとってこの日本とは違う異国を強く意識させた。
インフラが整いきった街である東京のある代理店で働き、 休みの日はプロレスの練習をして肉と野菜を食べて眠る。 そんな日々をある意味せわしなく”こなす”自分にとって、 このMVを通じてジャマイカが異様なほどに自分の生活圏とは対極にあるように感じた。 だからこそ魅力的に感じたのだ。
そんなことを考えながら、自分の心はジャマイカへ傾き、ついにはエアチケットとホステルの予約を取ってしまったのだ。
最後までありがとうございました!!! 令和もよろしくお願いいたします!!!